池袋Bar OasisのBlog

池袋・バー・Oasisのオーナーと林 (元上田店長と元スタッフ児玉くん)のつぶやき

2014 東京マラソン

「東京がひとつになる日」、、 どこかで聞いたことのあるこのキャッチフレーズ


そう、去る2月23日に行われた東京マラソンのキャッチフレーズですね!


以前からオアシスのブログやフェイスブックでお知らせしてはいましたが 

この度、東京マラソン2014フルマラソンの部にチャリティーランナーとして走らさせていただきました!


、、あ、申し遅れました。私、元オアシススタッフの児玉です!
オアシスを辞めた身ではありますが、今回の東京マラソン参加の経緯もあり(後述)このオアシスブログにマラソンレポートを綴るべく、特別に復活させていただきます!


以下、長文ではございますが東京マラソン2014 完走レポートです!


2014年 2月23日 くもり


2週間前に降り積もった大雪の影響もなく、当日はやや雲のかかったマラソンを走るにはベストなコンディション!


〜午前7時30分〜

天候はベストなのに準備やら何やらであまり寝付けず、やや睡眠不足のバッドコンディションでスタート会場入り(笑)


スタート会場である西新宿都庁前は予想通りの混雑状態、予想してはいましたが何だか様子がおかしい、、
会場入り口の一歩手前から人の流れが滞り、一向に進みません、、


よくよくアナウンスを聴いてみると、先のゲートで警備員による手荷物検査が行われているとのこと
ボストンマラソンの一件もあり、今年はかなり厳重な警備体制のようです。


30分以上かかってようやく入り口ゲート通過

手荷物預けのタイムリミットが8時30分、スタートブロックへの整列終了が8時45分なので、もうすでにカツカツです(汗)


着替えを済ませ、ウエストポーチにサプリメント&エネルギージェルを詰め込み、カメラと携帯を手にダッシュで手荷物預けのトラックに向かいます


ちなみに今大会で使用したサプリ&ジェルです


〜午前8時28分〜

無事、手荷物預け完了

そのままスタートブロックへと向かいます


ウォーミングアップも出来ず、トイレにも行けずじまい、、

駆け足でスタートブロックへ向かう最中、、


「Excuse me!」


外人さんだ、、 どうやら写真を撮ってほしいと言っているみたいだ、、

急いではいるが、この人にとっての東京マラソンのスタートを悪いものにはしたくない、、

「Sure!」

満面のスマイルでピースサインを決める外人さん、、

「Enjoy!」

外人さんと別れたあと、急いでスタートブロックへ向かいます


ちなみに自分のスタートブロックは「A」、最前列からのスタートです。

東京マラソンではスタートブロック整列時刻に間に合わない場合、強制的に最後尾からスタートしなければいけません

周りを見ると自分と同じ状況の焦った人たちがいっぱいいて、少し可笑しかったです(笑)


〜午前8時40分〜

スタートブロックに整列完了!

Aブロックでも前にはこんなにランナーがいます!


そんな中、歩道を見覚えのある顔ぶれが通り過ぎます

国内外の招待選手&エリート部のランナーです

トップ選手はスタート直前まで時間を使え、都庁内に専用の控え室も用意されるなど超高待遇です!

うらやましいですね、、



〜午前9時5分〜

スタート5分前!

その前に、先に車いすの選手がスタートします

注目度は低いですが、時速30kmで走り抜ける様はマラソンとは違った疾走感を楽しめます。


午前9時10分

いよいよマラソン&10kmの部スタートです!

カウントダウンが始まると一気にランナー達のテンションも上がります。


自分にとっての初東京マラソン、号砲と共にスタートです!!

スタートと同時に紙吹雪が新宿の空に舞い上がります!

この紙吹雪を観れるのもAブロックスタートの醍醐味です!

後方ブロックのランナーは遠すぎてスタートしたのも気付かないとか、、、


都庁前をスタートし、靖国通りを皇居方面に向かいます

スタートしてもまだまだこの人の数

焦らず流れに合わせてペースをキープ!


神保町を過ぎ、皇居を横目に日比谷通りに入ります

すぐ右手に増上寺が見えてきました


今回の東京マラソンではオアシス&エールハウスの常連さま達が集まって、コース各所で応援して頂きました!
事前に応援スポットを決めて、休日には実際に地下鉄を乗り継いで現地シミュレーションまでしていただいたり、、(涙)

その他にも応援の際のウチワを作成していただいたり、当日はレース中、カメラで写真を撮ってもらったりと、、(今回のブログの写真の大半はその写真です)


実は、今回の東京マラソンにチャリティーランナーとして出走できたのもオアシスの常連さま達のお陰なのです!

そもそもチャリティーランナーの資格を得るには、最低10万円以上を指定されたチャリティー事業へ寄付しなければなりません

個人でマラソンの為に10万円は高いですよね、、


ラソンが好きで、東京マラソンを走ってみたいという気持ちを汲んで頂き、常連さま達の声で寄付金を募ってくださり、結果チャリティーランナーの資格を得る事が出来ました

只々、感謝です!!


ちなみに、選択したチャリティー事業は

東日本大震災復興支援事業」

被災地3県の子ども達への育英事業にあてました。


ブログ冒頭でも触れた関東、北日本での記録的な大雪の日
実はちょうどその日。2月9日、東北は福島県いわき市でフルマラソンを走る予定でした

「いわきサンシャインマラソン
http://www.iwaki-marathon.jp/

この大会、僕が初めて走ったマラソン大会にして、マラソンにハマったキッカケとなった大会でもあります
(以前ブログに載せた大会レポート↓)
http://d.hatena.ne.jp/baroasis/20120313/1331663259

一言に「おもてなしの詰まった日本一あたたかいマラソン大会」


残念ながら、今回は大雪の為、中止となってしまいましたが、、

毎年、復興支援の意味合いを込めて参加しています。


そんな経緯もあり、ユニフォームとして着用したチャリティーTシャツの背中にはこんなメッセージ!

「スマイルでがんばっぺ!!」


がんばっぺ、復興の想いを込めた、力強くも優しい北の言葉ですね、、


当日は寄付金を募ってくれた方々、東日本大震災からの復興への想い、走れなかったサンシャインマラソンの無念、、 様々な想いを背負って走りました! 一歩一歩を大切に。


さぁ、話を戻してマラソンレポートです!

増上寺前は今回の第1応援ポイント、携帯で応援隊のリーダー(勝手に任命)の広瀬さんに電話をかけます


「今、増上寺に向かっていて、もうすぐ着きま〜す!」


念には念を、走りながら電話で時間と位置の微調整をしました!

その甲斐もあって常連さん一行を発見し、思わずハイタッチ!

やはり、知っている人に応援してもらうのは嬉しいものですね〜☆


日比谷通りから第一京浜、品川の折り返し地点へ

大体15kmほどでしょうか、まだまだ余裕があります。


この頃、トップランナーは既に後半戦に突入です

同じ大会を走っているのに全くの別次元のレースですね、、

反対車線をさっそうと走り去って行くトップランナーに刺激をもらい一路、銀座へ向けて走ります!


中間点を過ぎ、銀座のど真ん中を走り抜けます!

22km地点、給水と一緒に給食ポイントもありました

このトマト、美味しかったなぁ〜、、 思わず立ち止まって、じっくり味わって食べちゃいました!

その他、チョコやあんぱん、バナナなどなど。


東京マラソンの運営は全てにおいてパーフェクトと参加者から絶賛されている大会です

走りながらも、その手の行き届いた大会運営に満足しながら脚は先の浅草雷門へと向かいます


と、その前に今回の第2応援ポイントでもある日本橋

増上寺と同じく電話で連絡!


無事に発見!

嬉しそうですね〜(笑)

またもやパワーをチャージ!(大橋さん、アミノバイタルありがとうございました!!)


元気を取り戻し走っていると、、

見えて来ました雷門!

さすがの人の多さ!

スカイツリーもバッチリ拝めました!


雷門から折り返して、いよいよ30kmを超えます。


30kmの壁、よく聞く言葉ですね

そろそろ自分の脚も重くなってきました、、


そんな中、応援第3ポイントの茅場町に近づいてきました!

電話をかけ場所を確認。


ペースを落とし、目をこらして探します

、、が、思った以上の人の多さに、なかなか見当たりません

結局、見つけられたのが広瀬さんと祝嶺さんのお二人


せっかくだからと逆にパシャリ!

このあと、走り出そうとしたら、、


「これ食べて頑張って!!」


なんと、隣にいたお兄さんが手のひらいっぱいにチョコをのせ、差し出してくれました!


「ありがとうございます!!」


握れるだけのチョコをいただき、走り出します。

こういった個人的な私設エイドなどの応援は本当に嬉しくて力が湧いてきます!

ラソンが楽しくなる一面ですね


先ほど走った銀座を走り抜けて、いよいよ東京マラソン後半戦の山場となる佃大橋へと向かいます。


見えて来ました!

それほど急な勾配ではありませんが、30kmを走り続けた脚にはキツい坂道です

このあとも細かいアップダウンをクリアし、40km付近の有明エリアに入りました!


と、ここで帽子に風船を付けたランナーを発見!

着用しているビブスの背には3:30の文字が、、


サブ3.5のペースセッターです(大会側が各目標タイムで走れるように配置した所謂ペースメーカー)

正直、途中から記録を出すのはやめて、大会を楽しむことに主眼をおいて走っていたので まさかサブ3.5ペースだったとは、、


人間とは欲深き生き物で、目の前においしいエサがあれば飛びついてしまうのです(笑)

残り約2kmという所で頭がレースモードに切り替わり、ペースセッターに付いて行きます


不思議なもので、その瞬間から体へのダメージが表面に顔を出しました

それまで「楽しい」という感情が優先されていた脳がダメージを認識したのでしょう、、


右腿裏が今にもつりそうです


ペースを思うように上げられないまま、ただペースセッターに付いて行きます

苦しそうですね〜(真ん中奥)


この近くに応援隊の皆さんがいたみたいなんですが、、

電話も出来ずに見つける事が出来ませんでした、、(申し訳ない!)


気付けば東京ビッグサイトです!

ゴールまであとわずか、ゴールゲートが見えてきました!!

これをくぐればあと195m!

ラスト195m、徐々にゲートが近づいてきます!


あと少し、あと少しっ!!

ゲートに吊り下げられた時間を表示するタイマーの文字が目に飛び込んできます


3時間30分まで、、 あと10秒!!


9、8、7、6、  5、4、3、2、、


ゴ〜〜ル!!!


記録は3時間29分59秒

ギリギリでサブ3.5です。


正直、自分がサブ3.5でゴールした事よりもペースセッターの寸分狂わぬペースメークに感動しました(笑)

自分のあとも続々とゴールが続きます


しばらく、目の前で続くゴールを眺めます

「終わったのか、、」

達成感と、何だか言い表せぬ感情が心を満たしていきます

でも、一番に言えるのは「感謝」、この一言に尽きますね!


東京マラソンに出れたのも、常連様はじめ、周りの方々の力添えがあっての事です

今回、とても貴重な体験をさせて頂きました!

この場を借りてお礼を申し上げます!


横澤さん、広瀬さん、浅見さん、斉藤さん、伊勢本さん、大橋さん、鴇澤さん、細谷さん、尾籠さん、祝嶺さん
応援&ご協力ありがとうございました!!!


そして、陰ながら力添えしていただいた鈴木社長と、深夜の仕事上がりで睡眠時間を削って応援に来てくれたエールハウス店長の林さん、ありがとうございました!!


まだまだ続くゴールを背に、順路に従い完走メダルやフィニッシャータオル、バナナにみかん、スポーツドリンク等を受け取り、預けた手荷物を受け取りに行きます

チームスマイル(ボランティアスタッフの総称)が笑顔と拍手で迎えてくれました

荷物を受け取ろうとゲッケン番号を告げる前に、、

「ハイ!お疲れ様でした!!」

向かってくる僕のゼッケンを先に見つけて、荷物を準備してくれていました!

パーフェクト。

この数の荷物を滞りなくランナーに渡していきます



この後、着替えをすませ応援隊の皆さんと合流

記念にパシャリ

そのまま月島のもんじゃ屋へ行きました!


久しぶりの月島もんじゃ、とっても美味しかったです!

もんじゃストリートにてパシャリ

東京マラソンに月島もんじゃ

大満足な一日でした。



ラソンのような非日常的な運動が、いまや日常的になりつつある昨今のマラソンブーム

「マラソンは人生の縮図」とよく言われますが、走る中で感じる苦しいや楽しい、様々な人のサポートへの感謝の気持ち、その全てが人生に通じるのでしょうね!


ラソンを走ったことの無い方、次回の東京マラソンの抽選に応募してみては?


ラソン関係で面白そうな映画が今夏、上映されるみたいです↓
http://www.zaziefilms.com/marathon/


長々と綴ってきましたが、以上で東京マラソン+αとさせて頂きます!


児玉 浩伸




追伸

3月11日、あの東日本大震災から3年が経ちました

今だ癒えぬ心の傷、戻らぬ町の風景、復興へはまだまだ道半ばです

あの日の記憶を風化させない為にも、自分の出来ることがあれば協力していきたいです


がんばっぺ!!