池袋Bar OasisのBlog

池袋・バー・Oasisのオーナーと林 (元上田店長と元スタッフ児玉くん)のつぶやき

ISHII BREWING のGreen Tea IPA

ISHII BREWING Green Tea IPA生樽開栓しました!(大多喜麦酒は7月上旬に再開予定です。)

ISHII BREWINGのオーナーの石井さんは日本では軽井沢の「よなよなエール」のレシピ再構築にCOO(最高執行責任者)兼ブリューマスター(醸造責任者)として尽力し「インターナショナル・ビアコンペティション(インターナショナル・ビアカップ)」で7年連続金賞を受賞
イギリスで行われる「グレートブリティッシュビアフェスティバル(Great British Beer Festival)」に醸造家としてアジア人で初めて招待を受け参加。続いて英国で開催される「ワールドビギエスト・リアルエールフェスティバル(World Biggest Real Ale Festival)」には8回参加し、1998年以来、各フェスティバル、コンペティションで審査員を務めるなど、名実ともに世界を股にかけて活躍する醸造家です

 

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石井さんが2010年に造ったグアムのISHII BREWINGにはオーナーやエールハウスの林店長
も度々に見学に行ってまして、コロナの関係でグアムから群馬に移転しました。

池袋エールハウス、Oasisお酒の旅「2011 年 ISHII BREWING ブルワリー見学(アメリカ・グアム)」詳しくは以下
https://www.alehouse.jp/travel/w_11_guam/index.html

もともとGreen Tea IPAは、2011年の東日本大震災の後、石井さんの呼びかけでアメリカ・サンディエゴのSTONE BREWING、日本・静岡のBaird Brewing、そしてグアムのISHII BREWING 3社のコラボレーションで創ったチャリティービールが始まり。この時は、地震マグニチュード9.0を凌駕しようということで、ABV9.2%のビールだったんです。

これにヒントを得て、ご主人様が独自に開発したのが、このMINAGOF Green Tea IPA
Green Teaと聞いて、”え、抹茶味のビール”と思ってらっしゃる方がいるかもしれませんが、そうではありません。ホップと同じように、フレーバーをつけるのに煎茶を使っているのです。
ただ、普通に茶葉を使おうとすると、タンニンが出てしまい、それではビールの風味としてはよろしくありません。またお茶の香りは繊細なので、それを感じさせるだけのお茶を選ばなければなりません。また、チャリティーのGreen Tea IPAのように高アルコール度だと、ちょっと飲み疲れてしまって。。。
こうしたことを全て考慮して研究を重ねた末に完成したのが、このMINAGOF Green Tea IPAなんですよ!
飲んでいただくと、かすかにお茶のフレーバーを感じられる、爽やかなビールです。実際グアムにいらしたお茶屋さんにお飲みいただいた時、”お茶感じます!!”とお墨付きをいただいたので、間違いなし。