池袋Bar OasisのBlog

池袋・バー・Oasisのオーナーと林 、矢部(元上田店長と元スタッフ児玉くん)のつぶやき

静岡研修①

こんにちは矢部です。

それぞれの社員研修、最終回という事で私は静岡に行ってきました。

初日はジンを作っている沼津蒸留所へ。

f:id:baroasis:20240828192719j:image
f:id:baroasis:20240828192716j:image

沼津駅から徒歩10分弱、狩野川沿いにありカフェバーも併設されています。

f:id:baroasis:20240828193333j:image
f:id:baroasis:20240828193335j:image

300Lの単式蒸留器、九州のメーカーの特注品を使用しており、ボタニカルは基本的に浸漬して抽出しているそうです。

ベーススピリッツは同じく沼津のクラフトビールメーカー、リパブリューさんからモルト由来のベースアルコールを仕入れたものと原料用アルコールのミックス。

ちょうど1バッチ作り終えた後だったので内部まで見させてもらえました。

f:id:baroasis:20240828193330j:image
f:id:baroasis:20240828194406j:image

ネックに繋がる部分が擬似的な連続式蒸留器のような機構になっており、この部分に銅製タワシを入れ臭いを抑えたり、ボタニカルを入れ蒸留法での香りの抽出などもできるそう。

f:id:baroasis:20240828194131j:image

冷却水には井戸水を使用しているそうで、このコンデンサーのあった場所は蒸留所になる前はうなぎの生け簀があったとか。

f:id:baroasis:20240828200018j:image

f:id:baroasis:20240828202331j:image

そうして作られたスタンダードラインナップは7本で、それぞれ静岡産のボタニカルが使用されています。

 

味わいは非常に繊細で、香りの印象はどの種類もそこまで大差ないものの、フィニッシュにかけて心地良くそれぞれのボタニカルを感じる事ができます。

分かりやすく香りを全面に出すよりバランスを意識して製造していると聞き、その通りの主張しすぎずそれでいて各々特徴がある上品で素晴らしいジンだと思いました。

 

ご案内いただいた小笹社長、ありがとうございました!